2025年10月09日

渋谷歯医者矯正歯科の澤田尚哉です。
本日のブログのテーマは『歯科医が教える、失敗しない歯科医院の選び方』です。
「歯医者って多すぎて、どこがいいのか分からない…」
「口コミが良くても、実際に行ったら微妙だった」
渋谷のように歯科医院が多いエリアでは、どの医院を選ぶかで治療の満足度が大きく変わります。
中には、残念ながら「ヤブ医者」「適当な治療」といった口コミがつく医院も存在します。
今回は、現役歯科医の立場から、失敗しない歯科医院の選び方をわかりやすく解説します。
1.口コミやSNSの内容を“読み解く力”を持つ
Googleマップで口コミを見るのは大切です。
・3台の評価のところは避けた方がいい気がします。口コミには他の病院が他の病院の悪い口コミを書くことあるのですが、3台の評価に関しては、通っている患者様に対して、不満を抱えている患者様の数が多いことを意味しています。4以上のところをお勧めします。
・コメントの具体性も見ましょう。
「先生が丁寧」「痛くなかった」だけでなく、どういう治療だったのか。説明がどうだったか。治療後のフォローがあったか。といった実体験が書かれている口コミは信頼できます。
・低評価の口コミをしっかりみましょう。低評価の理由はさまざまです。
「痛い」「待たされた」「対応が雑」など何で低評価にされているかも見るべきです。これは嫌だなと思うことがあれば避けるのも一手だと思います。
2.院長先生の考え方や院内設備
院長先生の考え方は大切です。どのようなことを大切にしているのかをホームページで確認するのもいいでしょう。
また院内の清潔さと設備の更新状況も重要な判断ポイントです。
最新の機器が必ずしも必要ではありませんが、滅菌・感染対策を徹底しているかは信頼度を大きく左右します。
チェックすべきポイント
・滅菌パックされた器具を使っている
・診療台やライトが清潔
・口腔内カメラやCTなどの設備が整っている
・手袋を使い回していないか
3.治療の説明が丁寧かどうか
ここからは実際に歯医者さんに行ってからの話になります。
初めましてで歯医者さんに行った場合は、基本的にはレントゲン撮影などの検査からスタートすると思います。
そこで治療を始める前段階で治療の説明がしっかりされているかどうかは大切です。
どこに虫歯があって、どこが治療が必要で何回かかるかなどの説明があると安心です。
反対に、「とりあえず削りましょう」「保険でできるからこれにしましょう」と曖昧な説明しかしない医院は要注意です。
説明が雑なまま治療に進むと、“必要のない処置”をされるリスクもあります。
4.無理に自費治療を勧めてこない
セラミックやインプラントなど、自由診療を強く勧める歯医者には注意が必要です。
もちろん自費治療自体が悪いわけではありませんが、患者さんの希望や口腔状態を無視して営業的に勧めてくる医院は信頼できません。
良い歯科医院は、選択肢を提示し、それぞれの特徴(メリット、デメリット)を伝えた上で患者さんに選んでもらうという形を取ります。
5.歯科医とスタッフの雰囲気が合うかどうか
雰囲気の「相性」もとても大事です。
治療技術が高くても、医師との信頼関係が築けなければ通院がストレスになります。また歯科医院は痛みがあるかもと恐怖感もある場所です。信頼関係がないと恐怖感も一層増してしまうため、痛みを感じやすくなったり、治療を断念する原因になります。
良い歯科医院は、カウンセリングの時間をしっかり取る。衛生士や受付も優しく対応する。不安や疑問にきちんと耳を傾ける。というような医院です。
「ここなら安心して通える」と思える医院を選びましょう。
6.“ヤブ医者”を見分けるサイン
「ヤブ医者」と呼ばれる医院には、いくつか共通点があります。
・レントゲンを撮らずに治療を始める(見逃しが多発)
・すぐに抜歯や削る処置を提案する(しょうがない場合もありますが、しっかり説明と患者さんの同意が必要)
・治療後すぐに再発する、取れる(虫歯の取り残し、形成の不備)
・治療の理由を説明しない
・質問しづらい雰囲気
こうした医院は、根本的な原因を無視した“対症療法”しかしていないケースが多いです。
まとめ|信頼できる歯科医院は“説明と共感”
正直、時代が変わり信頼できる歯科医の先生が非常に多くなった印象です。
・説明が丁寧で、複数の選択肢を提示してくれる
・清潔・誠実・共感がある医院
このような点が大切かなと思います。「どこに行けばいいかわからない」と悩むときこそ、話を聞いてくれる歯医者を選んでください。
最新機器よりも、あなたに寄り添う姿勢の方が良い歯医者です。