2025年8月19日

渋谷歯医者矯正歯科の澤田尚哉です。
本日のブログのテーマは『子どもの歯並びが気になる親御さんへ。小児矯正のタイミングとポイント』です。
「子どもの歯並びがガタガタしてきた」「出っ歯や受け口にならないか心配」「噛んだ時に下顎が上顎より前に出ついる」・・・
歯並びやかみ合わせの問題は、小さいうちからの対応がとても重要です。
しかし、親御さんからよくいただくのが
「小児矯正はいつから始めたらいいの?」「どんな装置があるの?」という質問です。
今回は、小児矯正の適切なタイミングと代表的な治療方法について渋谷の歯科医が分かりやすく解説します。
小児矯正はいつから始めるべき?
一般的には、6〜10歳ごろの混合歯列期(乳歯と永久歯が混ざっている時期)が第一のタイミングです。
この時期は思春期前(成長期前)で顎がまだ成長途中であるため、
・顎の幅を広げる
・永久歯が並ぶスペースを確保する
・不正咬合(出っ歯・受け口など)を早期に改善する
といったアプローチが可能です。
一方で、大人になってからの矯正は「歯を動かす」ことしかできず、顎の骨格にアプローチするのは難しくなります。(外科対応)
つまり、顎の成長を利用できる子どもの時期に始めることで、骨格的に美しくなり、将来的な負担も軽減できるのです。
小児矯正で使われる代表的な方法(年齢順)
1. パナシールド(適応年齢:4歳〜8歳)

パナシールドは、舌や口周りの筋肉バランスを整えるための装置です。
指しゃぶりや舌を前に押し出す「舌突出癖」があると、歯並びやかみ合わせが乱れる原因になります。
・指しゃぶりの癖がやめられない
・舌を前に出す癖がある
・前歯が開いてしまっている
といったケースに有効です。
矯正というよりは「悪習癖の除去」に重きを置き、歯並びが崩れる根本的な原因を改善するのが特徴です。
2. MFT(口腔筋機能療法)(適応年齢:4歳〜10歳以上)

MFT(Myofunctional Therapy)は、舌・唇・頬の筋肉を正しく使えるようにするトレーニングです。
歯並びの乱れは「口の使い方の癖」が原因であることが多く、MFTで改善することができます。
・舌を正しい位置(上顎のスポット)に置く練習
・鼻呼吸を習慣化する訓練
・口を閉じる筋肉の強化
これらを行うことで、歯並びが安定しやすくなるだけでなく、顔立ちや発音、姿勢にも良い影響を与えるとされています。装置を使う矯正治療と併用することで、より効果が持続しやすくなるのもメリットです。
3. プレオルソ(適応年齢:5歳〜10歳)

プレオルソは、やわらかいシリコン製のマウスピース型装置です。
・出っ歯(上顎前突)
・受け口(反対咬合)
・開咬(前歯が噛み合わない)
といったかみ合わせの不正を改善するのに向いています。
使用方法はシンプルで、寝ている間や家にいる数時間だけ装着すればOK。柔らかく違和感も少ないため、子どもに受け入れやすいのも利点です。
さらに、舌の位置や口呼吸の改善にもつながり、歯並びの安定化をサポートします。
4. 床矯正(しょう矯正)(適応年齢:6歳〜12歳)

床矯正は、顎の骨を広げて歯が並ぶスペースを作るための矯正方法です。
取り外し可能な装置を使い、ネジを少しずつ回して顎を拡大していきます。
・永久歯が並ぶスペースが足りない
・歯が重なって生えてきそう
・顎が小さい
といったケースで用いられます。
装置は自分で着脱できるため、食事や歯磨きの妨げにならないのもメリット。
ただし、装着時間を守らないと効果が出にくいため、親御さんのサポートが非常に重要です。
5. インビザライン・ファースト(適応年齢:6歳〜10歳)

透明なマウスピース型矯正装置(アライナー)である「インビザライン」の子ども用プログラムです。
・永久歯に生え変わる前から使用可能
・食事や歯磨きの際には取り外せる
・見た目が自然で、学校生活にもなじみやすい
・デジタルシミュレーションで治療計画を確認できる
といった利点があります。
特に「目立たない装置で矯正したい」という家庭に人気が高まっており、小児矯正でも審美性を重視したい方におすすめです。
小児矯正で大切なこと
小児矯正を検討する際には、以下のポイントを意識すると良いでしょう。
・気になったら早めに相談
小学校低学年〜中学年の時期に一度歯科で相談するのがおすすめです。
・生活習慣の改善も大切
指しゃぶり・口呼吸・頬杖などは歯並びに大きな影響を与えるため、同時に見直す必要があります。
・長期的な視点を持つ
小児矯正は短期間で終わる治療ではなく、数年単位で成長を見守るものです。
・親御さんの協力が成功のカギ
特にマウスピースや床矯正は装着時間が重要。親御さんの声かけや管理が効果を大きく左右します。
渋谷で小児矯正を検討されている方へ
当院では、パナシールド、MFT、プレオルソ、床矯正、インビザライン・ファースト
といった装置をお子さまの成長段階に合わせてご提案しています。
「うちの子は矯正が必要?」「どの方法が合っている?」と迷われている方は、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
・小児矯正は 6〜10歳の混合歯列期がスタートの目安です
・方法は年齢や症状により異なり、悪習癖の改善・顎の成長利用・目立たない矯正など多様な選択肢があります
・成長期に正しくアプローチすることで、将来的な矯正負担を大きく減らせます
・大人では改善が難しい顎の位置の改善も可能です
お子さまの歯並びに早めに対応することは、一生の健康と自信につながる大切な投資です。
渋谷でお子様の歯並びが気になっていらっしゃる方は、小児矯正に対応する当院に是非ご相談ください。