2025年10月05日

渋谷歯医者矯正歯科の澤田尚哉です。
本日のブログのテーマは『ブラックトライアングルとは?原因と治療法を渋谷の歯医者が解説』です。
「歯並びがきれいになったのに、歯の間が黒く見える…」
「前歯のすき間に影ができて老けて見える」
このようなお悩みを抱える方の多くに見られるのが、ブラックトライアングルと呼ばれる現象です。
実は矯正治療後や歯周病の進行など、誰にでも起こる可能性があります。
今回は渋谷の歯医者が、ブラックトライアングルの原因と治療法についてわかりやすく解説します。
ブラックトライアングルとは?
ブラックトライアングルとは、歯と歯の間の歯ぐき(歯間乳頭)が下がり、三角形の黒いすき間ができた状態のことです。
光が入ることで黒く影のように見えるため、「歯のすき間」ではなくても目立ちやすく、特に前歯にできると見た目の印象が大きく変わります。
この状態は、単に見た目の問題だけでなく、食べ物が詰まりやすい・口臭の原因になるなど、機能的な問題も引き起こします。
ブラックトライアングルができる原因
1. 歯ぐきの退縮(歯周病・加齢)
歯周病や加齢によって歯ぐきが下がると、歯間を埋めていた歯肉が減少し、三角形のすき間ができます。
特に40代以降では、歯周病の初期症状として現れることが多いです。
2. 歯列矯正後の歯の形や位置の変化
矯正で歯が整った後、本来の正しい位置に歯が動くことで元々なかったブラックトライアングルが目立つことがあります。
矯正自体は正しい治療ですが、歯の形や歯茎の厚みも関係するため、治療計画時の設計が重要です。
3. 過度なブラッシング
強すぎる力で歯を磨くと、歯ぐきが下がってすき間が生じます。
特に硬い歯ブラシを使用している方や、横磨きがクセになっている方は要注意。
4. 歯の形態やサイズの個人差
歯の根元が細く、三角形に近い形をしている人は、歯ぐきが下がったときにブラックトライアングルが目立ちやすい傾向があります。
ブラックトライアングルの治療法
症状の程度や原因に応じて、以下のような方法が取られます。
① 歯ぐきの再生治療(歯周外科)
歯ぐきが大きく下がっている場合は、歯肉移植や再生療法によって歯間乳頭を再生させる方法があります。
外科的な処置が必要になりますが、見た目の改善効果は高い治療です。
② コンポジットレジンによる充填
歯の根元部分を白い樹脂(レジン)で少しだけ膨らませ、すき間を目立たなくする方法です。
短時間で治療でき、削る量も少ないため、軽度のブラックトライアングルに適しています。
ただし、強度の問題や、術者の技量に大きく左右されます。
③ ラミネートベニア・セラミック治療
審美的に整えたい方には、セラミックやラミネートベニアを用いて歯の形を自然に調整する方法もあります。
歯のバランスや色を整えることで、笑顔の印象まで変えられるのが魅力です。
④ 矯正治療の再設計
矯正治療後にブラックトライアングルが目立つ場合は、再度歯の角度や位置を微調整して改善することも可能です。
特にインビザラインなどのマウスピース矯正では、IPR(歯の間をわずかに削ること)を用いて見た目を自然に整えることができます。
渋谷でブラックトライアングル治療を検討する方へ
渋谷のように美容意識が高いエリアでは、「歯の白さ」だけでなく「歯ぐきや口元の美しさ」も重視する方が増えています。
当院では、見た目だけでなく、機能性・清掃性・歯周組織の安定性まで考慮した総合的な治療をご提案しています。
小さなすき間でも、治療後の印象は大きく変わります。
「笑ったときの口元が気になる」「矯正後にすき間ができた」という方は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ|ブラックトライアングルは治せる!
・ブラックトライアングルとは、歯ぐきが下がってできる黒いすき間のこと
・原因は歯周病・加齢・矯正後の歯列変化・過度なブラッシングなど
・治療法は、矯正・歯肉再生・レジン充填・セラミック治療など症例に応じて選択可能
歯と歯のすき間は、ほんの数ミリでも見た目の印象を大きく左右します。渋谷で審美治療・矯正治療を検討している方は、ブラックトライアングルの改善も含めて、理想の口元デザインを目指してみませんか?是非一度ご相談にいらしてください。