2025年6月03日

渋谷歯医者矯正歯科の澤田です。
本日のブログのテーマは『歯並びが気になる?』です。
今日は色々な歯並びについて、また治療した方がいいのか?治療の種類は何がいいのかについて話していきます!
気になる歯並びの種類
・叢生(ガチャ歯・乱杭歯)
・口ゴボ・出っ歯
・下顎前突(受け口・しゃくれ)
・開咬(前歯が噛んでいない)
・過蓋咬合(噛んだときに下の歯が見えない)
・ガミースマイル(笑った時に歯茎が見える)
・すきっ歯
・八重歯
それぞれ解説
それではそれぞれの歯並びについて解説します。またそのままにすると何が悪いのか、適している治療は何なのか解説していきます。
・叢生(ガチャ歯・乱杭歯)

顎と歯の大きさの不調和によって歯が重なって並んでいる歯並び。
▷そのままにすると、食べ物が詰まって虫歯や歯周病、口臭の原因に。。。
▷ワイヤー矯正、マウスピース矯正どちらも適応
・口ゴボ・出っ歯

骨格的な問題はないが、上顎(上の顎)の歯と下顎(下の顎)の歯が前に出ていることで口元が突出しているように感じること。横顔のライン(Eライン・エラスティックライン)が綺麗に見えないという問題点があります。私も口ゴボでございます。。。
▷実は治療の必要はありません。ただ口が出ている量が大きく、お口を閉じにくい、閉じた時に下顎に梅干しのようなシワができる場合は口呼吸を誘発(もしくは口呼吸から出っ歯になる場合もあります)する場合は、免疫力の低下や唾液量の減少による虫歯や口臭の原因になるため矯正をお勧めします。
▷基本的に抜歯になるためワイヤー矯正の方がお勧めですが、マウスピース矯正でも可能です
・下顎前突(受け口・しゃくれ)

下の歯が上の歯よりも前に出ている状態です。受け口の原因には遺伝によるもの、幼少期の癖を放置することなどがあります。
▷受け口の人は奥歯に負担がかかりやすく、年齢とともに奥歯が悪くなってしまう傾向にあるため治療をした方がいいです。
▷骨格的な問題の場合は外科手術、歯の問題の場合はワイヤー、マウスピース矯正ともに可能です。
・開咬(前歯が噛んでいない)

開咬とは前歯が噛んでいない状態です。幼少期の指しゃぶりや舌の突出癖などの悪習癖からなる場合が多です。
▷開咬の人は前歯で噛めないため奥歯に負担がかかりやすく、8020運動である80歳で20本の歯を残しましょうという運動の達成者はなんと0%です。また滑舌が悪くなることもあります。治療することをお勧めします。
▷ワイヤー矯正、マウスピース矯正どちらも適応です。ただし悪習癖がある場合そちらも治療しなければ後戻りのリスクがかなり高いです。
・過蓋咬合

過蓋咬合とは噛み合わせが深く、噛んだ際に下の前歯が見えない噛み合わせのことを言います。お顔が短い人に多いです。
▷過蓋咬合は噛み合わせが深いため奥歯への負担が大きかったり、噛み合わせが深いため歯の横運動がしにくく顎関節症状を引き起こすこともあります。治療をした方がいい噛み合わせと言えます。
▷ワイヤー矯正がお勧めだがマウスピース矯正でも可能
・ガミースマイル

ガミースマイルとは笑った際に歯茎がたくさん見えてしまう状態のことを言います。
これは歯並びとは関係ありませんが矯正によって治ることもあります。
▷特に治療の必要性はないですが、審美的に気になっている人が多いのが現状です。
▷矯正による治療か、歯槽骨形成術という外科処置により治療が可能です。
・すきっ歯

すきっ歯はその名の通り歯並びに隙間がある状態です。顎が大きい方に多いです。
▷特に治療の必要はありあせんが見た目が気になる方は矯正治療で治すことが可能です。
▷ワイヤー、マウスピース矯正どちらも可能で比較的早期に治りやすいです。すきっ歯になった理由を改善しなければ後戻りもしやすいです。
・八重歯

八重歯はよく聞く単語ですが専門用語で伝えると上顎犬歯低位唇側転移と言います。
糸切り歯が歯列のラインより唇がわに生えている状態です。チャームポイントとして親しまれておりますが医学的にはどうなのでしょうか?
▷実は糸切り歯にはとても重要な役割があります。医学的には犬歯誘導(犬歯ガイド)と呼び、歯軋りをする際に奥歯(臼歯)が離開(離れる)するような役割を持っています。つまり奥歯の負担を軽減してくれます。八重歯だと犬歯誘導できないので奥歯に負担がかかり奥歯の歯がダメになってしまう可能性があります。ですので八重歯は見た目は可愛いですが矯正はした方が良いです。
▷ワイヤー矯正、マウスピース矯正どちらも適応です。
まとめ
いろいろな歯並びについて記載しましたが、みなさんが気になっていることは解決できたでしょうか?
より詳しく自分の歯並びについて話を聞きたい方はぜひ当院の矯正無料相談にいらしてください。
次回のブログもぜひ見てください!