渋谷歯医者矯正歯科の澤田です。

本日のブログのテーマは『歯を抜いた後の治療法は？』です。

虫歯や歯周病などでやむを得ず歯を抜くことになる患者さんは少なくありません。

歯を抜いた後に多くの方が悩むのが…

「この後、どうすればいいの？」「抜いたまま放置しても大丈夫？」という不安です。

今回は渋谷の歯医者の視点から、歯を抜いた後の主な選択肢を４つご紹介します。
それぞれのメリット・デメリットも含めて比較していますので、ぜひ参考にしてください。

歯を抜いたまま放置するとどうなる？

まず大前提として、抜歯後は何らかの補綴治療（ほてつ＝歯を補う治療）をすることが多いです。
放置すると以下のようなリスクがあります

・隣の歯が倒れてくる
・噛み合う歯が伸びてくる
・噛み合わせのズレ → 顎関節症の原因に
・見た目や発音に悪影響
・食事がしづらくなる

つまり、1本の歯がなくなることで、他の歯や全身にまで影響が及ぶ可能性があります。

抜歯後の４つの選択肢

歯を失った後の治療法は、大きく分けて次の3つです。

① インプラント（人工歯根）

顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その上に被せ物を装着する方法です。

▷ メリット
見た目が自然で、自分の歯に近い噛み心地
周囲の健康な歯を削らずに済む
正しいケアで10年以上使える耐久性

▷ デメリット
保険適用外（自費診療）
骨の量が足りない場合は再建が必要
手術が必要（局所麻酔で実施）

渋谷の当院では、CTで骨の状態を精密に確認し、安全性を重視したインプラント治療を行っています。

② ブリッジ

抜いた部分の両隣の歯を削って土台にし、橋を架けるように人工の歯をかぶせる方法です。

▷ メリット
固定式で違和感が少ない
保険適用の選択肢もあり、比較的短期間で完成

▷ デメリット
健康な歯を削る必要がある
両隣の歯に大きな負担がかかる
清掃がやや難しい（歯間ブラシなどが必要）
前歯・奥歯ともに適応されることが多く、費用と見た目のバランスを重視したい方に向いています。

③ 部分入れ歯（義歯）

周囲の歯に金属のバネで引っかける、取り外し式の装置です。

▷ メリット
保険適用が可能で比較的安価
多数の歯を失った場合にも対応可能

▷ デメリット
バネの見た目が気になることも
慣れるまで異物感がある
清掃や着脱の手間が必要

渋谷ではご年配の方を中心に、精密な義歯や金属を使わないノンクラスプデンチャーも人気があります。

選択肢が４つと書いたのですが、もう１つはなんでしょう？

④何もしない

あれ？さっき何もしないといろんなリスクがあるっていってたじゃないですか。。。。

はい。これはかなり限定的な場合になります。一番奥の歯で、かつ噛む相手（対合歯）が無い場合は何もしないという選択肢もあります。

どの治療がいいの？

それぞれの違いを以下にまとめます。

選択肢　　　　　　　インプラント　　　　　　　ブリッジ　　　　　　　　　　　入れ歯（義歯）

見た目　　　　　　◎自然　　　　　　　　○保険だと銀歯に　　　　　　　　 △バネが見える

噛む力　　　　　　◎自分の歯と近い　　　○自分の歯の40〜60％程　　　 △自分の歯の20％程

周囲の歯の影響　　◎なし　　　　　　　　△両サイドの歯を削る　　　　 △歯に負担がかかる

費用　　　　　　△高い（自費）　　　　　 ○保険、自費　　　　　　　　　 ○保険、自費

治療期間　　　　３〜６ヶ月　　　　　　　３〜４週間　　　　　　　　　　　２〜４週間

それぞれのメリットデメリットを知った上で価値観に合ったものを選択していただくのが良いと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか？それぞれ４種類の選択肢がありますが、なかなか自分1人で判断するのは難しいのではないでしょうか？

渋谷で働く方・住んでいる方のライフスタイルに合わせて、当院では治療法の選択肢を複数提示し、納得いただいた上で治療を進めることを大切にしています。

「長持ちさせたい」「しっかり噛みたい」「インプラントが怖い」「なるべく歯を削りたくない」「費用を抑えたい」など、ご要望に応じた最適なプランをご提案します。

まずはお気軽にご相談ください！！