2025年5月31日

渋谷歯医者矯正歯科の澤田です!
本日のブログのテーマは『歯の色が気になる?』です。
皆さん一度は歯の色が気になったことありますよね。
今日はなぜ歯の色が白から変色していくのか。またその対策はあるのかということをお話ししていこうと思います。
歯が黄色っぽくなる原因は??

歯が黄色っぽくなる原因は大きく、外因性(歯の表面の汚れ)のものと内因性(歯の内側の変色)のものに分かれます。それぞれ列挙すると、
1.汚れ、着色(外因性)
2.初期虫歯(内因性)
3.加齢(内因性)
4.神経をとった歯(内因性)
5.薬を飲んでいる人(内因性)
6.詰め物の劣化(内因性)
それぞれ解説!
1.汚れ、着色
毎日の食事や生活習慣によって歯の表面に色が着色したり、プラークや歯石がたまることによって歯が黄ばんできます。着色の原因になるものとしては、
・コーヒー、紅茶、緑茶(タンニンなどのポリフェノールがエナメル質に付着)
・ワイン、カレー、ケチャップ(色素が沈着しやすい)
・タバコ(ニコチン・タールが茶色や黄色の着色を生む)
・コーラ、スポーツドリンク(酸性による歯の表面の荒れで着色しやすくなる)
2.初期虫歯
歯が初期虫歯になると、歯の表面のエナメル質が脱灰して黄色~茶色っぽくなります。また表面が粗造になるため着色もつきやすくなります。
3.加齢
歯の構造は一番外側のエナメル質、その中の象牙質、一番内側に神経があります。エナメル質は半透明、象牙質は黄色っぽい色をしているのですが、年齢を重ねるとエナメル質が薄くなることによって中の象牙質が見えやすくなってしまい黄色っぽく見えてしまいます。
4.神経をとった歯
神経をとると神経からの血の巡りがなくなり、歯が黒くなっていきます。
5.薬を飲んでいる人
幼少期に抗生物質(テトラサイクリン系)を服用していると歯が灰色~褐色のような色味が付いてしまいます。
6.詰め物の劣化
これは大変よくあるのですが、前歯の虫歯を樹脂(CR、コンポジットレジン)で治療すると経年的な劣化によって樹脂が着色したり、樹脂と自分の歯の境目に着色してりして歯が黄色く見えます。
それぞれの対策は!?
1.汚れ、着色(外因性)

▷歯のクリーニング(PMTC)、ホワイトニングで白くすることができます。
2.初期虫歯(内因性)
▷虫歯の治療をして、表面に樹脂を盛ります。
3.加齢(内因性)

▷ホワイトニングでは効果が出にくいため、ラミネートベニア、セラミック治療
4.神経をとった歯(内因性)

▷ウォーキングブリーチという内部のホワイトニングか、セラミック治療
5.薬を飲んでいる人(内因性)
▷ホワイトニングでは効果がないため、ラミネートベニア、セラミック治療。
6.詰め物の劣化(内因性)
▷詰め物の研磨だけで改善する場合もあります。改善しない場合は詰め物の交換を行います。
まとめ
たくさんの歯が黄色っぽく見える原因を記載しましたが、自分がどれに当てはまっていて黄色く見えているのか気になる人は是非歯医者さんでチェックしてみてください。
一番多いのは外因性の着色で、ホワイトニングで改善しますが、内因性になってくると改善しないため適切な診断が大切ですね。
では次回もまたお会いしましょう!
第4回のブログは『口臭が気になる?』
第5回のブログは『歯並びが気になる?』
第6回のブログは『歯科医師の治療技術って?』
第7回のブログは『歯科治療の費用はどうなってるの?』
第8回のブログは『歯科治療の痛みの少なさは何で決まる?』
第9回のブログは『歯と健康の関係は?』
第10回のブログは『歯医者の選び方は?』
お楽しみに!