2025年10月31日

渋谷歯医者矯正歯科の澤田尚哉です。
本日のブログのテーマは『当院の虫歯治療の特徴|痛みを最小限に、神経を残す』です。
「歯医者の治療=痛い」そんなイメージを持っていませんか?
当院では、痛みの少ない虫歯治療とできるだけ神経を残す治療を大切にしています。
最新の技術と丁寧なステップを組み合わせることで、「怖くない」「痛くない」「安心できる」治療を目指しています。
今回は、当院の虫歯治療がどのように進められているのか、歯医者の視点から詳しくご紹介します。
痛みの少ない麻酔の工夫
虫歯治療の痛みの多くは、「麻酔の針を刺すとき」に感じるものです。
当院ではこの痛みを最小限にするため、2段階の麻酔を行っています。
🔹 ステップ①:表面麻酔

まず、針を刺す部分の歯ぐきに表面麻酔(テープ状)を貼ります。
数分待つことで粘膜の感覚が麻痺し、注射針を刺しても痛みを感じにくくなります。
🔹 ステップ②:電動麻酔器による注射

次に、電動麻酔器を使用して一定の速度・圧力で麻酔液を注入します。
急激な注入は痛みを感じる原因になるため、ゆっくりと一定のスピードで行うことがポイントです。
この2つを組み合わせることで、「いつ麻酔されたのか分からなかった」「注射が全然痛くなかった」というお声を多くいただいています。
虫歯を削るときも“痛くない”
虫歯を削る際も、必要最低限の範囲のみ、できるだけ優しく行うのが当院の方針です。
虫歯の進行具合に応じて、高速タービンではなく、低速エンジンで慎重に削る。
深い虫歯では、削る量を最小限に抑え、神経を刺激しない工夫をするといった細やかな操作を行っています。
また、完全に麻酔が効いているかを必ず確認してから治療を始めます。もし治療中に少しでも違和感があれば、すぐに手を止めて追加麻酔を行うのでご安心ください。
検知液で「虫歯の取り残しゼロ」を目指す
虫歯治療で最も重要なのは、感染した部分だけを確実に取り除き、健康な歯をできるだけ残すこと。
当院では、その精度を高めるために「う蝕検知液」を使用しています。

🔹 検知液とは
虫歯になった象牙質のみに反応して赤く染まる液体で、健康な歯質は染まりません。
つまり、削るべき部分が目で見て分かるのです。
これにより、虫歯の取り残しを防ぎ、健康な歯質を削りすぎないという、精密かつ低侵襲な治療が可能になります。
「どこまで削ればいいのか」を経験と勘だけに頼らず、科学的根拠に基づいて判断するのが当院のスタイルです。
神経を守る“ギリギリの治療”

虫歯が深くまで進行してしまうと、神経(歯髄)まで感染が及ぶことがあります。
しかし、神経を取ってしまうと歯の寿命は短くなり、将来的に破折や変色のリスクが高まります。
そのため当院では、できるだけ神経を残す治療を重視しています。
🔹 エキスカベータによる丁寧な除去

神経に近い部分はタービンで一気に削らず、エキスカベータという手用器具を使って、慎重に虫歯を削り取ります。
この“手の感覚による微調整”こそ、歯科医師の経験が活きる部分です。
虫歯は歯を溶かす病気です。柔らかく感染している部分だけを除去し、神経を刺激しないよう細心の注意を払います。
必要に応じて、MTAセメントなどの覆髄材を使って神経を保護し、歯の自然な再生力を最大限に活かします。
まとめ|痛くない・削りすぎない・神経を守る治療を
・表面麻酔+電動麻酔で痛みのない注射
・慎重な削除と確認で痛くない治療
・検知液で虫歯の取り残しを防止
・エキスカベータで神経をできるだけ残す
歯科治療は、もはや「痛みを我慢する時代」ではありません。
最新技術と丁寧な手技によって、患者さんが安心して通える環境を整えています。
もし「虫歯治療が怖い」「痛みに弱い」という方は、ぜひ一度当院にご相談ください。