2025年6月12日

渋谷歯医者矯正歯科の澤田です。
本日のブログのテーマは『仕事中に眠くなる人必見!それ、いびきのせいかも!?』です。
・夜しっかり寝てるのに、なんだか日中に眠気が襲ってくる。
・夜しっかり寝てるのに、疲れが取れていないような気がする。
・いびきがひどいと言われたことがある。
こんなお悩み、ありませんか?
もしかすると、それは睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれません。実は睡眠時無呼吸症候群は放置すると大変危険です。
今回は、歯科医の立場からSASについて分かりやすく解説し、渋谷でできる対策や治療法をご紹介します。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは?
睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に呼吸が一時的に止まる、もしくは呼吸が浅くなる状態が何度も繰り返される病気です。
医学的には、「10秒以上の無呼吸が1時間あたり5回以上ある状態」と定義されています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)の主な症状
・いびきが大きい、途中で止まる
・日中の強い眠気、集中力の低下
・朝起きたときの頭痛、喉の渇き
・倦怠感、イライラ
・家族に「寝ている間に呼吸が止まってる」と言われた
これらは単なる「眠りの質の低下」ではなく、命に関わる危険な疾患のサインです。
放置するとどうなるの?
SASを放っておくと、以下のような深刻な全身疾患につながる可能性があります
・高血圧・心筋梗塞・脳卒中
・糖尿病の悪化
・認知機能の低下・うつ症状
・ED(勃起不全)
・居眠り運転による交通事故リスク(7倍以上)
重症化すると、一般の人に比べて死亡率が2〜3倍に跳ね上がるとも言われています。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)が疑われたらどうすればいい!?
SASかどうかを正確に判断するためには、専門的な睡眠検査が必要です。

簡易検査・・・自宅でできるタイプ。鼻や指にセンサーをつけて一晩測定(AHIの目安を把握)
PSG検査(終夜睡眠ポリグラフ)・・・病院に一泊して脳波・呼吸・筋肉の動きなどを詳細に測定(保険適用あり)

初めは耳鼻咽喉科や内科・呼吸器内科などで相談し、紹介状を出してもらう形が一般的です。
当院では医科と連携しているため当院からでもご紹介が可能です。
歯科でできるSAS対策

実は、SASの中でも「軽度〜中等度」の場合、歯科でのマウスピース治療が非常に効果的です。
マウスピース(スリープスプリント)は、寝ている間に下あごを少し前に出すことで、気道を広げ、無呼吸やいびきを軽減します。
〜特徴〜
旅行などに持ち運び可能
睡眠中だけの装着でOK
CPAPが苦手な人にもおすすめ
医師の診断書があれば保険適用可能なものもあり
渋谷の歯医者でも作製が可能です
まとめ
渋谷エリアには多忙なビジネスパーソンが多く、「疲れが取れない」「眠ってもスッキリしない」という声をよく聞きます。
もしそれがSASによるものであれば、単なる生活習慣の問題ではなく、専門的な対策が必要な病気の可能性があります。
当院では、SASが疑われる患者さまには医科との連携を行い、簡易検査や紹介のうえで歯科的なマウスピース治療を提供しています。
「いびきが気になる」「日中の眠気がつらい」そんなお悩みがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。