2025年10月16日

渋谷歯医者矯正歯科の澤田尚哉です。
本日のブログのテーマは『レントゲンの見方って?渋谷の歯医者が解説』です。
「虫歯があるってあわれたけど、どこにあるの?」
「レントゲンの説明を聞いたけどよくわからない・・・」
などの疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
今回は渋谷の歯医者が初めて歯科医院に行った際に撮影するレントゲン(パノラマ)について解説していきます。
レントゲンって何のために撮るの?
レントゲンを何のために撮影するのか疑問に思っている方は少なくないと思います。
レントゲンをとる理由は以下の通りです
・虫歯の見落としをなくす(若年者の虫歯は黒くないものもあるため目視だと見落とす可能性あり)
・銀歯などの詰め物、被せ物の内部のチェックする(人工物の中は目視で見えません)
・治療歴の確認する
・神経治療後の感染の確認
・歯周病の骨レベル、歯石の確認
このようにレントゲンでしか確認できないようなものは多々あります。
レントゲンを撮らない先生はむしろお勧めしません。
レントゲンの見方って?

上記にレントゲンを載せておりますが、まず画面の右側はお口の中の左側。画面の左側がお口の中の右側です。
ややこしいですよね笑。以下色毎に解説していきます。
オレンジ
こちらは健康な歯の構造です。外側からエナメル質。象牙質。神経。の三層構造です。
エナメル質は人体で一番硬い部分で、虫歯の進行はゆっくりです。象牙質に虫歯が入り込むと大きく広がり、進行が早くなります。神経に近付くと痛みを感じるようになり、神経を取る治療になる可能性が高くなります。
みどり
こちらは銀歯、ジルコニア、樹脂などの人工物です。人工物はレントゲンでは白く写ります。
みずいろ
こちらは神経をとっている歯になります。中にお薬が詰まっているため白く写っています。
むらさき
こちらは虫歯になります。虫歯はレントゲンだと黒く写ってきます。虫歯の好発部位は、歯の隣接面(接触してる部分)、咬合面(噛む面)。ここを中心に見て虫歯のチェックをします。
きいろ
こちらは親知らずです。この方は埋まっており、横向きに生えています。
このようにレントゲンにはいろいろな情報が詰まっています。
まとめ
今日はレントゲンを撮る理由。レントゲンの見方についてお話ししました。
レントゲンは必ず撮った方がいいです。1年に1回、保険で1200円ほど。虫歯の見落としで神経の治療になると、歯の寿命も短くなり、来院回数は増え、治療費で1万円ほどかかります。
レントゲンを撮った後、歯科医の先生からレントゲンの説明を聞いた際にご自身でも理解でできるように是非こちらのブログを参考にしてみてください。